【教育実習】の実態~後編~
- 実習3週目
教育実習も3週目になるといよいよ佳境を迎えます。日々の指導案の修正と毎日の日誌と教材づくりに追われます。めちゃめちゃしんどいです。
9時に帰宅して3時間ほど仮眠して、朝まで指導案の直しをして、そのまま学校に行く日々が続きました。(3㎏ぐらいやせました(/_;))
日中は眠くて眠くて「立ち寝」しながらフラフラで授業を見てました笑
でも、授業は何度もやっていくうちに発問の仕方や板書の仕方も分かってきます。
ただ何度やっても授業は緊張しました…(根がチキンハートなので(;_:))
生徒たちともほとんど打ちとけることができ、休み時間や給食の時間などは楽しい時間でした。
そして「学級一のヤンキーN」が自分を慕ってくれていたのがなによりうれしかったですね。
(「先生、担任になってよ」と言われてましたが、若いうちだけですね…)
ほかの実習生は、生徒と関係がうまくいかなかったり、担当の先生が厳しかったりそれぞれに大変そうでした。
毎週金曜日にみんなで飲みに行って話をして、「金曜日の夕方のうれしさ」を実感しました(華の金曜日です)
- 研究授業
1か月(自分の場合ですが)の実習のうちに、大学の教授や他の先生たちに自分の授業を公開する「研究授業」というものがあります。これがこれがきつい。まじで。
普通の授業と違い、指導案の量も質も高いものが求められます。また、黒いスーツを着た人達が教室の後ろから、わたしの言動をじーーと見ているわけですよ。
そしてそんな研究授業のあとには「研究会」という公開処刑ものがあります。
「さっきの授業のこの発問の意図は?」「どうしてあの子に指名しなかったの?」「課題は本時たっせいできたと思うの?」
「君は社会科教師として失格なんじゃない??」←ほんとに言われました…
圧迫面接さながらの、授業反省をします。これに耐えればこれが終われば研究授業はひとまずクリアとなります。
どこの公立・私立の学校でも行われていると思います。
みなさんが小中学校のころ、教室に「スーツのお客さん」が来ること、ありませんでしたか?
あれが研究授業です。(このとき担任の先生は大変です。まじで。)
- 実習最終週
なんだかんだで研究授業も終わり、授業も10時間ほど担当し、いよいよ最終週になります。(めっっちゃうれしい)
しかし、終わりが近づくとあれだけ嫌で嫌で仕方なかった教育実習が、さびしくなるんですね~。ほんとに不思議。
生徒たちとも先生たちともお別れになるわけですから、「あと○日か~」とちょっとだけさびしい。
(それよりも終わる嬉しさのほうがおおきいですけど)
- 涙のお別れ会
そして最後の日は寝坊して遅刻お別れ会をしてくれました。メッセージをくれたり、合唱をしてくれたり、楽しいです。
泣きます。ほぼ全員。担任も。
あのやんちゃなやつも泣いてるわけですよ!!
つんつんした女子も泣いているんですよ!!
このときは「やってよかったな~」と素直に思いました。
こういう体験があるので『教師は面白い』という人も多いです。
そのあとには、実習生総勢30人で打ち上げをします。
羽目をはずして飲みます。飲みます。ここでも泣きます。
後日、教育実習報告書みたいなレポートとお礼の手紙を実習校に届けて終了ですね。
(ほんとはダメなんですけど、何人かの生徒とはその後も連絡を取っていました)
- 教育実習を控えた皆さんへ
学生の方で、これから教育実習に行く、もしくは今実習中というみなさんへ
行けば何とかなります。児童・生徒はだいたい実習生が好きですし、授業なんてぶっちゃけ下手でも関係ないです笑
実習を行う学校によって、内容は様々ですが体調を崩さず、毎日通えれば大丈夫です。
ただ、教育実習がきつすぎて「教員になるのはやめる」という人もいます。
やめる・なりたいという判断をするという基準にもなると思います。
教育実習の体験談を書きましたが、今思い出してもつらいです。楽しいです。
ぜひ、参考にしてください。